奥日光に生息するニホンザルの群れの分裂過程における行動圏の変化
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概要
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We investigated the effect of troop fission on home range use by Japanese macaques (Macaca fuscata) in Nikko, northern Japan, between March 1998 and October 1999. The home range of the macaques was determined by monitoring them by radio-tracking and direct observation. A troop before fission was designated as Sy, and daughter troops after fission were designated as Sy-1 and Sy-2. Our results showed that the Sy troop migrated seasonally, whereas Sy-1 and Sy-2 troops did not; the home range size per macaque increased on troop fission. The home range of daughter troops divided the home range of the troop before fission into half without range expansion. These results imply that after fission, troops can obtain the required food within their small home range without seasonal migration and that the food environment and social pressure from the neighboring troops affect such persistence. In general, troops of Japanese macaques in the wild are continuously distributed, and therefore, rapid expansion of the home range after troop fission seems to be rare in natural habitats.
- 2012-05-31
著者
-
小金澤 正昭
宇都宮大学農学部附属演習林
-
平野 公一
宇都宮大学農学部
-
奥村 忠誠
東京大学大学院 農学生命科学研究科
-
小金澤 正昭
宇都宮大学
-
小金沢 正昭
宇都宮大学農学部附属演習林
-
小金沢 正昭
宇都宮大
-
奥村 忠誠
宇都宮大学農学部
-
小金澤 正昭
宇都宮大 農 演習林
-
Okumura Tadanobu
Department Of Biological And Environmental Engineering University Of Tokyo
-
Okumura Tadanobu
Laboratory Of Wildlife Management Faculty Of Agriculture Utsunomiya University
-
Koganezawa Masaaki
Faculty Of Agriculture Utsunomiya University
-
平野 公一
宇都宮大学農学部:土岐市役所
-
奥村 忠誠
宇都宮大学大学院農学研究科:株式会社野生動物保護管理事務所
-
OKUMURA Tadanobu
Wildlife Management Office, Inc.
-
奥村 忠誠
宇都宮大学大学院農学研究科
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