土壌生態系における細胞外DNA分子の挙動 : 第1部:土壌および土壌構成物質へのDNA分子の吸着
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概要
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遺伝的に修飾された微生物や植物の利用の増加に伴い、遺伝子組換え生物(GMOs)の安全性に大きな注目が集まっている。安全性を評価する上で最も重要な点は、作物と微生物との間で起こる遺伝情報の形質導入・転換である。そのため、GMOsが生態系へ与える影響を推測するためには、土壌中でのDNAの存在状態(吸着)と水平伝播(形質転換等)の頻度を理解することが重要である。本総説では、第1部で、土壌構成成分への細胞外DNAの吸着についてまとめる。第2部では、細胞外DNAが土壌中で安定に残存するメカニズムすなわち、吸着DNAのヌクレアーゼに対する抵抗性と、細胞外DNAの形質転換について概説する。
- 日本土壌微生物学会の論文
- 2010-10-01
著者
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國頭 恭
信大理
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國頭 恭
信州大学理学部物質循環学科
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國頭 恭
信州大理
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國頭 恭
信州大学理学部
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国頭 恭
東大農
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國頭 恭
愛媛大学沿岸環境科学研究センター
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境 雅夫
鹿児島大 大学院
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國頭 恭
信州大学・理学部
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佐伯 和利
九州大学生物環境利用推進センター
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境 雅夫
鹿児島大学・農学部
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