ジュニアスポーツはいかにして実践されていくべきか(1)-軟式少年野球チームに所属している子どもたちと母親の声から-
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概要
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本研究は,ジュニアスポーツのあり方を考えていく上で,子どもの成長,発達をいかに促進していくべきかを検証するために,6年間にわたって,少年野球チームに実地調査を行ってきた過程(1)を報告していく。また,これまでの先行研究の多くが,スポーツに携わるコーチ陣や周りの大人(保護者を含む)を中心とした研究であることを踏まえながら,"子どもたち自身の視点はどうなのか"というリサーチクエスチョンを立ちあげて検討を行った。 その結果,大人と子どもの間には,乖離した思いが存在しており,この両者の思いの隔たりが,子どもたちのスポーツを通しての成長,発達に様々な影響を及ぼしていることが確認された。今後,ジュニアスポーツの肯定的側面を助長していくためにも,大人たちのジュニアスポーツに対する意識の変革が必要であることの基礎データを提示することができた。
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