丹沢山地におけるニホンジカの分布とその生息環境のモニタリングへの地理情報システムの適用
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概要
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神奈川県丹沢山地で実施したニホンジカ(Cervus Nippon)の生息状況の調査結果を基に地理情報システムにより地理データベースを構築し,分布域や集中利用域の分析,季節的な餌環境の評価を行った。そして,ランドスケープレベルでの自然環境のアダプティブ管理へのGIS適用の有効性と課題を考察した。その結果,地理データベース構築には300時間以上を要したが,その後は短時間に精度良く加工・解析でき,分布域の変化,生息地利用,季節的な餌環境の地域的差異を明らかにできた。アダプティブ管理への適応では,GISは現地情報の収集・蓄積,計画づくり,事業実施のいずれにも有効性があると考えられた。今後の課題として,現場に即した利用法開発とインターフェイスの改良,空中写真や衛星データとの連携をあげた。
- 森林計画学会の論文
- 2001-09-30
著者
-
古林 賢恒
東京農工大・農
-
山根 正伸
神奈川県自然環境保全センター
-
古林 賢恒
東京農工大学
-
古林 賢恒
東京農工大学農学部附属広域都市圏フィールドサイエンス教育研究センター
-
山根 正伸
神奈川県自然環境保全センター研究部
-
永田 幸志
丹沢けものみちネットワーク
-
岩岡 理樹
丹沢けものみちネットワーク
-
永田 幸志
神奈川県自然環境保全センター
-
永田 幸志
神奈川県 環境農政部
-
羽太 博樹
神奈川県庁
-
岩岡 理樹
神奈川県庁
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