ペア学級創作活動におけるワークシートの検証 : 造形遊びの視点から
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概要
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本稿は,小学校で行われたペア学級創作活動「巨大迷路を作ろう」の実践を,「造形遊び」(平成20年度版学習指導要領)の視点から振り返り,5年生の書いたワークシート(絵日記)を検証して,造形遊びの意義と課題について考察したものである。言葉と絵の両面から,児童が楽しかったとする理由を検討すると,巨大迷路ができていった制作の過程と,遊んだ過程にその根拠が大別される。造形遊びの造形性と遊び性が一体化した活動は,多くの子どもの成長過程に添った興味・関心を喚起させる幅広さがある。図工科の表現内容として,その特性が改めて再確認されるとともに,造形遊びにおいて行為の活性化と,そのための方向付けという課題が,浮き彫りになった。
- 2012-03-25
著者
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