2011 年東北地方太平洋沖地震の津波高調査
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概要
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We report the results of field surveys conducted by the Earthquake Research Institute, to measuretsunami heights from the 2011 off the Pacific coast of Tohoku, Japan Earthquake (M 9.0), on March 11.Measurements were taken at 296 points on the Sanriku coasts of Aomori, Iwate, and Miyagi Prefectures,and the Pacific coasts of Ibaraki and Chiba Prefectures. The data are included in the results of the 2011Tohoku Earthquake Tsunami Joint Survey Group. We did not cover the Sendai plain in the southernMiyagi Prefecture because other parties extensively measure there, nor Fukushima Prefecture because ofthe accident of the Fukushima Dai-ichi nuclear power plant. The twelve surveys first sought tracesindicating tsunami runup or inundation heights. Reliability was classified into A (most reliable based onclear physical evidence and eyewitness accounts), B (mostly based on natural traces), and C (least reliablebased on equivocal evidence). Most physical evidence obtained after June was not significant; therefore,reliance was mostly placed on eyewitness accounts. Locations and relative heights above sea level weremeasured using handheld GPS receivers, auto-level, or total station. The measured heights were correctedfor differences in tide level between measurement time and tsunami arrival time. The results are shownon table and four regional maps; however, the details of each measurement, including locations shown on 1:25,000 maps and photographs of evidence are shown in the Appendix. Along the northern Sanriku coast(Aomori and Iwate), most of the 141 heights range between 10m and 30 m. Runup heights exceeding 30mwere measured at one location in Noda Village and nine locations in Miyako City. On the southern Sanrikucoast in Miyagi, most of the 76 measurements range between 4 and 20 m. On the Ibaraki coast, 36measurements range from 2.8to 8.1 m, and the heights generally decease toward the south. On the Chibacoast, 43 measurements range from 0.7 to 7.9 m, with the maximum height near Iioka, Asahi City.
- 2012-03-16
著者
-
石辺 岳男
東京大学地震研究所
-
大木 聖子
東京大学地震研究所
-
西山 昭仁
東京大学地震研究所
-
佐竹 健治
東京大学地震研究所
-
金 幸隆
東京大学地震研究所
-
今井 健太郎
秋田大学工学資源部土木環境工学科
-
都司 嘉宣
東京大学地震研究所
-
今井 健太郎
秋田大学大学院 工学資源学研究科
-
綿田 辰吾
東大・地震研
-
綿田 辰吾
東京大学地震研究所
-
上野 俊洋
東京大学地震研究所
-
杉本 めぐみ
東京大学地震研究所地震火山情報センター
-
原田 智也
東京大学地震研究所
-
今井 健太郎
東北大学大学院工学研究科附属災害制御研究センター
-
楠本 聡
東京大学地震研究所
-
室谷 智子
東京大学地震研究所
-
泊 次郎
東京大学地震研究所
-
Mohammad Heidarzadeh
東京大学地震研究所
-
Byung Ho
成均館大学校
-
Sung Bum
漢陽大学
-
Jae Seok
漢陽大学
-
Kyeong Ok
韓国海洋研究院
-
Hyun Woo
Marine Information Technology Co. Ltd.
-
杉本 めぐみ
東京大学地震研究所
-
都司 嘉宣
東大地震研
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