溶融ブリッジによる電気接点損傷の材料比較(トライボロジー/一般)
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概要
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電気鉄道において、パンタグラフすり板とトロリー線の接触力低下により溶融物は生じ、材料損傷や離線発生に影響を及ぼす。このため直流電源による平板とピン接点の開離試験を20[μm/s]の微速度で行い、溶融ブリッジ形成過程と材料の損傷を観察した。その結果、Fe,Cu,Tiの同じ材質とした接点はFe,Cuにおいて電子熱伝導の作用により試料形状に関係なく陽極一方の損傷となり、陰極は陽極からの溶融物の付着のみとなった。Ti接点の損傷はピン陽極ではFe,Cuと同じく陽極一方の損傷となったが、平板陽極では両極の損傷となった。これらは熱伝導率などの材料の熱的特性に因るものである。
- 2011-10-14
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