スリット光投影法による複雑形状の再構築 : 微細突起形状の復元精度±0.5mmの実現
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概要
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本研究は、現在までに行われているスリット光投影法を基本とし、その改良を行うことで精度の向上を実現させている。従来研究の問題点は、取得したデータをコンピュータグラフィックス(以後CG)制作に応用することが困難な点である。欠損したポリゴンが存在することはCG制作上では大きな障害となる。特に、アニメーションでは、各フレームが独立したポリゴンでは不適切である。本研究は、スリット光投影法を改良し、正確なデータをCGの実制作に有用に活用するもので、スリット光の欠損を安価な3台のWebカメラで補完し、ノイズの無い、複雑な形状の高精度復元が可能となる。今回、複雑な形状のサンプルとして、ツルレイシ(ニガウリ、ゴーヤ)を用いた。表面に無数の両端の尖った細かいイボに覆われており、その配列に規則性が存在しない。このサンプルによる実験で、形状の復元精度は±0.5mmを実現するに至った。
- 2010-02-01
著者
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