教員養成課程在籍学生の子ども観に関する一考察

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概要

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本報告は、教員養成課程在籍学生の子ども観を捉えるために、子どもに対する現在及び過去の感情(「好き/嫌い/わからない」)、子どもを「好き/嫌い/わからない」と回答する理由について、テキストマイニングの手法により分析を行い、以下の結果を得た。(1) 学生の多くは、子どもを「好き」だと回答している。また、子どもに好意を持つ者は子どもを「正直」「素直」「かわいい」と回答し、子どもに嫌悪感を持つ者は子どもを「面倒」、対処に「戸惑った」り、「どう接したらよいかわからない」と回答する者が多い。(2)幼い頃、子どもを「好き」だったと回答する学生が半数を占める一方で、幼い頃は子どもが「嫌い」「わからない」とする者を合わせて4割を超えている。子どもに対する「好き」「嫌い」は、必ずしも幼い頃から持続するものではないことが示された。(3)子どもを肯定的に受け止めるためには、子どもと関わる経験に加えて、充分な子ども理解が必要であることが示唆された。
2011-02-28

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