絵本 『ごんぎつね』 のスタイルとマルチモダリティ
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概要
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本稿は、新美南吉「ごん狐」を原作とする絵本『ごんぎつね』を取り上げ、絵本を言語テクストと絵画テクストの複合したマルチモーダル・テクストとみなす観点からそのスタイルを考察するものである。7種類の絵本を対象として、画面と場面の創出と展開方法、言語テクストと絵画テクストの関係、ごんと兵十の関係、スタイルとしての創出性について分析を行い、マイクロ・メゾ・マクロの三つのレベルでスタイルが規定されることを明らかにした。
- 2011-02-28
著者
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