無線センサノード群による観測対象領域の動的分割手法(センサNW)
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概要
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無線センサネットワークにおいて、観測対象領域全体を常時観測することは求められず、取得した観測データの配送遅延が一定範囲内で許容されるアプリケーションに対しては、比較的少数の移動無線センサノードを用いて、ある一定の時間周期内に観測対象領域の一定比率以上の領域を観測することでアプリケーションの要求を満たすことができる。しかし、互いに近接している時間にのみ通信可能な各移動無線センサノードが自律的に移動する場合、他の移動無線センサノードの既観測領域を重複して観測することにより、既観測領域比率が低下する問題がある。本論文では、移動によって一時的に近接することで通信可能となっている移動無線センサノード間で観測対象領域を分割する境界を設定/更新および交換することによって、重複観測領域を削減する手法を提案する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2011-02-24
著者
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高橋 恵
東京電機大学大学未来科学部ロボット・メカトロニクス学科
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桧垣 博章
東京電機大 大学院未来科学研究科
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桧垣 博章
東京電機大学大学未来科学部ロボット・メカトロニクス学科
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桧垣 博章
東京電機大学 理工学部 情報システム工学科
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