位置ベースルーティングのためのノード位置広告手法(無線・アドホック,ホームネットワーク,ユビキタスネットワーク,コンテキストアウェア,eコマース及び一般)

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データメッセージを無線マルチホップ配送で送信元無線ノードから送信先無線ノードへと配送するアドホックネットワークでは、中継無線ノード列である配送経路決定が重要な問題である。データメッセージごとに経路を定めるGEDIR、GPSR、COMPASS等のプロトコルでは、次ホップ中継無線ノードを決定するために隣接無線ノードと送信先無線ノードの位置情報が必要となる。各無線ノードの位置情報をすべての無線ノードが完全分散方式で保持する方式のひとつであるDREAMでは、無線ノードの移動による位置情報の変化を近隣のノードにのみ通知することによって、接続性の維持と通信オーバヘッドの削減を実現している。ここでは、位置情報の広告範囲を無線ノードからの距離によって制約している。しかし、各中継移動無線ノードにおける次ホップ移動無線ノードの変更は、このノードから送信先移動無線ノードへの方向の変化によるものである。本論文では、位置情報広告範囲を方向の変化で制約することで、より低い通信オーバヘッドで、より高い接続性を実現する手法を提案する。シミュレーション実験により、GEDIR、COMPASSルーティングプロトコルを対象とした提案広告手法の導入によって、従来手法よりも少ない制御メッセージで求められる接続性を提供できることを示す。
2009-11-05

位置ベースルーティングのためのノード位置広告手法(無線・アドホック,ホームネットワーク,ユビキタスネットワーク,コンテキストアウェア,eコマース及び一般)

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