非同期式間欠通信を用いた省電力無線マルチホップ通信手法

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概要

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無線センサネットワークにおける省電力化手法として、各無線センサノードに間欠通信を導入するものがある。IRDT は、非同期式間欠通信を実現する手法のひとつであり、観測データの中継無線センサノードは隣接無線センサノードからのポーリングメッセージを受信待機することにより、より効果的な省電力化を実現する。しかし、間欠通信により、隣接無線センサノードへのブロードキャスト送信は複数のユニキャスト送信によって実現されるため、制御メッセージのブロードキャスト通信を基礎としたアドホックルーティングの適用には大きな時間オーバヘッド、通信オーバヘッドを要する。本論文では、各無線センサノードがポーリングメッセージに自身の位置情報をピギーバックすることにより、位置情報を用いるアドホックルーティングプロトコルである GEDIR と COMPASS を無線センサネットワークへ適用するために拡張した IRDT-GEDIR および IRDT-COMPASS を提案する。
2010-11-18

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