リシケタイラギの殻体運動と潜砂行動およびはい出し行動との関係
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
In order to investigate the behavior of the pen shell Atrina lischkeana under aerobic and hypoxic conditions, the valve movement of these pen shells was recorded using the strain gauge method. The experiments were carried out from December 17 to 26, 2002. Two patterns of valve movement were recorded under aerobic conditions: multi-close-open action and single close-open action. The multi-close-open action is characterized by a series of close-open actions, which are repeated at interval of less than 30 seconds. This action was observed during the burrowing behavior of the pen shell. The single close-open action is characterized by a close-open action that occurs at intervals greater than 4 minutes; this action occurs during vomiting behavior. The single close-open action occurred more frequently under hypoxic conditions than under aerobic conditions, and a high frequency of this action was associated with creep-out behavior. These results indicate that the characteristics of valve movement may be a good indicator of pen shell physiology under aerobic and hypoxic conditions.
- 2011-07-15
著者
-
圦本 達也
独立行政法人水産総合研究センター西海区水産研究所
-
鈴木 健吾
独立行政法人水産総合研究センター西海区水産研究所
-
圦本 達也
(独)水産総合研究センター西海区水産研究所
-
圦本 達也
独立行政法人国際農林水産業研究センター
-
輿石 裕一
独立行政法人水産総合研究センター中央水産研究所
-
圦本 達也
独立行政法人 国際農林水産業研究センター
-
鈴木 健吾
(独)水産総合研究センター 西海区水産研究所
関連論文
- 夏季の有明海干潟域でみられた浮上タイラギの組織学的所見および栄養状態
- 有明海の浮泥がタイラギに及ぼす影響
- 環境調和型タイラギ養殖技術の開発と今後の展望 (特集 実例・養殖漁場の循環型利用技術--一挙両得の実力)
- タイラギに棲むカクレエビ
- 長崎県沿岸における有毒・有害渦鞭毛藻 Alexandrium catenella (Whedon & Kofoid ) Balech の出現状況と増殖特性
- 2007年秋季に有明海で発生した粘質状浮遊物とその原因植物プランクトンの推定(短報)
- タイラギの性成熟と各種組織におけるグリコーゲン量との関係
- 殻高組成より推定した知内におけるヒメエゾボラの年齢と成長
- 沿岸魚類資源の中長期変動とレジーム・シフト
- 数種の in vitro アッセイを用いた我国沿岸海水および河川水中のエストロゲン様物質の測定
- 厚岸湖生態系における安定同位体比の分布 (総特集 森と海の相互作用)
- ナガコンブの光合成及び生産力と関連した水中の光環境について
- 釧路市沿岸における夏季のナガコンブの日補償深度
- 2003年から2005年までの有明海におけるたいらぎ類の浮遊幼生および稚貝の分布
- 有明海奥部におけるタイラギ稚貝の分布と底質特性
- 6.浮泥がタイラギの生態に与える影響(内湾浅海域浮泥の水産環境保全における重要性,日本水産学会水産環境保全委員会,懇話会ニュース)
- 水産資源解析における齢構成モデルの利用 (第6回数理水産科学研究交流会特集号)
- 除去法の拡張モデルにおける尤度の分布 (第3回数理水産科学研究交流会特集号)
- ヒラメの網生簀内における遊泳能力について
- ウニの付着基質の違いによる移動特性および水平・鉛直壁面に対する行動力
- ヒメエゾボラかごの漁獲選択性について
- 網生簀内おけるヒラメとスナガレイの流れに対する定位能力
- 砂泥堆積物中溶存硫化物の簡便な現場抽出/吸光光度定量及びその有明海北東部堆積物への適用
- 有明海においてカゴ飼育されたサルボウの成長, 生残および摂餌状態
- 冬季の九州西岸における Dinophysis 属渦鞭毛藻の分布
- 藻食性魚類の漁獲・利用の事例
- 砂泥堆積物中溶存硫化物の簡便な現場抽出/吸光光度定量及びその有明海北東部堆積物への適用
- アマモ場生態系モデル構成に向けた試み : 閉鎖型生態系実験施設と予備試験(北海道, 東北沿岸の海草藻場ワークショップ)(平成12年度共同利用研究集会講演要旨)
- リシケタイラギの殻体運動と潜砂行動およびはい出し行動との関係
- リシケタイラギの殻体運動と潜砂行動およびはい出し行動との関係
- 有明海におけるアサリ浮遊幼生の出現傾向と殻長組成
- 有明海におけるミドリイガイ Perna viridis の出現と摂餌および栄養状態
- 断続的な貧酸素曝露がアサリの栄養状態および貧酸素耐性に与える影響 (アサリ特集号)
- 有明海北東部タイラギ漁場における海底堆積物中溶存硫化物の経月変化
- リシケタイラギが利用する海底直上水の高さの推定
- 断続的な貧酸素曝露がアサリの栄養状態および貧酸素耐性に与える影響