DK-2-1 擬人化を利用した人間の認知能力補助インタフェースの開発(DK-2.JSTさきがけセッション:人と社会のための情報処理,ソサイエティ特別企画,ソサイエティ企画)
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概要
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本研究では、人間が生まれつき持っている環境の擬人化能力を促進し、複雑な機器・環境情報を人間に理解可能な形に翻訳する、認知補助擬人化インタフェースの開発を目指す。我々人間は先天的に、形状、動作、反応時間などの人間を想起させる表出をトリガーとして、外界の環境に対し人間と同じような対話者を投影し、対象を理解する擬人化を不可避的に行っている。擬人化現象は、人間が性別・年齢・文化に関わらず普遍的に持っている能力と捉えられる。本研究では、既存の環境にセンサやアクチュエータを取り付け、これらの擬人化現象を部分的・選択的に再現してやることで、意図の共有や遅延許容など、社会的な対話者が持つと想定されうる性質の一部または全部を環境に付与し、ユーザと環境間のインタラクションを改善する。従来手法に加え社会的なチャンネルを環境に与えることで、今まで伝えづらかった機器の複雑な機能や内部状態遷移などを、人間の認知能力に収まる範囲で伝えることが可能になると考えられる。
- 2011-02-28
著者
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