メディア・リテラシー教育の挑戦 : 国連「文明の同盟」のプロジェクト・マネージャー、ジョルディ・トレント氏に聞く
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概要
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去る2008年11月5日(金)著者は、共同研究者の坂本旬と菅原真悟と共にニューヨーク市に向かい、国連の「文明の同盟」(Alliance of Civilization)の事務所に向かった。今回のインタビューを快諾して下さったメディア・リテラシープログラムのマネージャーであるジョルディ・トレント(Jordi Torrent)氏にお会いするためだ。私たちは、2007年の11月にメディア・リテラシーを研究しているコロンビア大学のレニー・チョロウ-オーレイ(Renee Cherow-O'Leary)氏が主催する研究会でトレント氏にお会いした。当時のトレント氏は、ニューヨークに赴任したばかりで、メディア・リテラシー教育を国連でどのように裾野を拡げていくか暗中模索している状態であった。その1年後のトレント氏は、各国・地域でメディア・リテラシーを推進している団体・個人と精力的なネットワークを構築しつつあった。「文明の同盟」とは、異なる文化的背景を持つ者たちがお互いの文化を尊重しあい、相互理解を深めるために、インターネットを通じて教育的なネットワークを構築していくための国際組織である。私たちがトレント氏にその具体的な中身について伺いたいとインタビューを申し込むと快く応じてくれた。この紙面を借りて、トレント氏に感謝申し上げる。なお本インタビューは、平成20年度文部科学研究費補助金基盤(B)、研究課題「国際文化探究学習のためのコミュニケーション・マネジメント・システムの研究」(研究代表者 坂本旬、課題番号19300286)の研究成果の一部である。
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