ソーシャルワーカーの教育養成に関する国際比較 : 米国・英国・日本の学生の持つ価値観の違い
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概要
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本稿の目的は,米国,英国,日本でソーシャルワークコースに在籍する学生を対象に実施した質問紙調査を基に,コースの選択理由等の実態や学生らのもつ諸価値を明らかにすることである(以下,米国,英国の2つの国を他国とする).本稿は,筆者らが行っている,(医療)ソーシャルワーカー(以下,SWr)の養成に関する国際比較研究のための基礎的研究に位置づけられ,今後の本格的な研究のための布石である.本調査において,SWrの専門職課程に所属する各国の学生を比較したところ,他国の学生は,他国の学生より将来,SWrになることが社会への貢献につながり,またそれに満足を得ることがわかった.また日本の学生は,他国の学生よりもSWrに対する役割モデルが欠如している可能性も示唆された.
- 川崎医療福祉大学の論文
著者
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