蛍光試薬用量子ドット分散ガラスビーズの作製と神経細胞イメージング
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概要
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量子ドット(QD)は,明るい蛍光を発し、その発光波長を粒径や組成で制御できる.また,有機色素よりも耐光性が良いため,新規なバイオ用高輝度蛍光試薬として注目されている.蛍光性のQDは溶液法で得られるが,そのままでは不安定で劣化しやすい.そのため我々は,常温常圧で溶液反応によりガラスを合成できるゾル-ゲル法を用いて,InPやCdSe等のQDを微小なガラスビーズ(粒径数十nm程度)中に分散した安定な水分散性蛍光体を作製した.QD分散ガラスビーズは,バイオ用の緩衝液中に希釈した際に,市販ポリマーコートQDよりも格段に高い安定性と耐光性を示した.さらに,このガラスビーズは貪食作用で生きた培養神経細胞に導入でき,細胞形状の高分解能イメージングが可能であった.
- 2010-11-08
著者
-
田口 隆久
産総研・人間系・ニューロニクス
-
田口 隆久
産業技術総合研究所
-
田口 隆久
産業技術総合研究所関西センター 人間系特別研究体
-
田口 隆久
産業技術総合研究所関西センター
-
村瀬 至生
産業技術総合研究所関西センター健康工学研究部門
-
楊 萍
産業技術総合研究所関西センター健康工学研究部門
-
安藤 昌儀
産業技術総合研究所関西センター健康工学研究部門
-
李 春亮
産業技術総合研究所関西センター健康工学研究部門
-
細川 千絵
産業技術総合研究所関西センター健康工学研究部門
-
楊 萍
産業技術総合研 関西セ
-
細川 千絵
産業技術総合研究所
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