電流バイアスされた固有ジョセフソン接合からのテラヘルツ波放射スペクトルの検討(超伝導エレクトロニクス基盤技術及び一般)

元データ 2010-10-12

概要

電流バイアスされたBi_2Sr_2CaCu_2O_<8+x>固有ジョセフソン接合のテラヘルツ波放射スペクトルの熱的な影響を検討するために,熱雑音電流を含む結合サイン・ゴードン方程式を用いた数値シミュレーションを行った.最も強いテラヘルツ波放射を示すin-phase共振の基本波モードの発振において,熱雑音の影響により,電界強度のスペクトルがLorentzianに従う熱的な広がりを示し,ノイズレベルの上昇により高次ハーモニクスは消失した.放射パワーの線幅は,2接合スタックの場合,雑音電流の増加に伴い,Δf/f=0.09〜0.21%と変化した.10接合スタックの場合,熱雑音電流の自己相関関数を変更することにより,同程度の線幅が得られた.これらの知見は固有ジョセフソン接合を用いたテラヘルツ波発振素子の発振線幅を評価する際に有用であると考えられる.

著者

立木 隆 防衛大学校電気電子工学科
内田 貴司 防衛大学校電気電子工学科
内田 貴司 防衛大学校 電気電子工学科
立木 隆 防衛大学校 電気電子工学科

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