英語科教育における質問紙法による学習意欲の調査研究
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概要
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生徒の学習意欲・態度を測定する方法を大きく分類すると,観察法(teacher observation),面接法(interviews),質問紙法(questionnaires)がある。観察法と面接法が直接,学習意欲・態度を測定するのに対して,質問紙法は学習者自身の自己報告によるものである。質問紙法は,言語を媒介として,人間理解のための資料を得ようとする方法の一つであるが,言語によってしか解明できない,特に情意領域のような分野が存在する限り,質問紙法は教科教育研究の方法の一つとして活用すべきであると思う。この方法については問題が少なくないが,情報化時代の今日,コンピューターと併用することにより,その有用性は高く評価することができると考えられる。本報告においては,特に英語科教育における情意領域へのアプローチの一方法としての質問紙法の実践研究を通して,その有用性と問題点を検討することにより,教科教育学研究における質問紙法のおり方について考えてみた。
- 日本教科教育学会の論文
- 1984-11-15
著者
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