英語科教育における教師の指導性に関する心理学的アプローチ : PM理論による分析
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
従来,日本の英語教育界においては,教師の指導性に関する論文は現場における「経験主義的名人芸」から書かれてきたこともあり,往々にして客観性を欠いた抽象論に終始する傾向がみられた。しかし,英語教育学が科学的学問体系として存立するためには,客観性のある実証的なデータを基にした科学的研究方法が必要であると思う。そこで本報告では,英語科教師の指導態度・行動を広義のリーダーシップとして考え,その機能を,集団の目標達成機能(performance function : P機能)と集団維持機能(maintenance function : M機能)から2元的に捉え,「生徒ののぞむ」英語科教師の姿の客観的に分析を試みた。その際,心理学的なアプローチを試み,更に統計的にデータを処理するためにコンピューターを用い,統計的検定を行なった。本報告の研究方法,分析手続は各教科教育の研究に共通するものであり,今後,更に他の教科においても深く研究される必要があると思う。
- 1982-12-25
著者
関連論文
- 英語科教育における教師の指導性に関する心理学的アプローチ : PM理論による分析
- 放送英語の教育的効果に関する研究(IV) : 英語の歌を用いた英語文型の指導
- 放送英語の教育的効果に関する研究(III) : 放送英語を用いた文体指導
- 放送英語の教育的効果に関する研究(II) : 表現訓練のための英語ニュース
- 放送英語の教育的効果に関する研究(I) : 放送英語の聞き取りと書き取りにみられる誤答分析に関する研究
- 新聞英語と大学英語教育 : 新聞英語の特徴を中心に
- 英語音声学と放送英語 : 放送英語を教材とした音声指導
- 商業英語と新聞英語を教材とした大学英語教育に関する一考察 : 大学教養課程の場合
- 英語科教育における質問紙法による学習意欲の調査研究
- イギリス研究と英語科教育に関する一考察
- 新聞英語と放送英語との統合による時事英語教育に関する実験的研究 : 大学生の場合
- 英語科教育における原因帰属と,動機づけに関する心理学的アプローチ : 大学生の場合
- 英語学力不振者に関する心理学的考察(中国地区英語教育学会第13回研究発表)