外国語嫌いの原因とその治療法
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概要
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外国語学習に自主的・能動的に参加している限りにおいては,外国語の好嫌は成績とは無関係であると言われるが,外国語として英語を学ぶ言語環境下にある日本においては,第2言語としての英語を学ぶ国に比べて目標言語に対する態度・関心・好嫌が成績と密接な相関かある。外国語嫌いの原因を自己と外国語学習との関連性の欠如(→内発的関心の欠如)に置き,その対策を考察したのが本論である。筆者は,この治療法(therapy)をゲシュタルト・セラピー理論の中に見い出し,それを外国語教育に導入する方策を提案した。それは,「今ここ」における現実に生きることを求め,言語練習の中味をこの現実性に求めることでありHere and now teachingと呼ばれる。この外国語指導の特徴は,techniquesとtherapyの統合と融合である。
- 日本教科教育学会の論文
- 1983-03-31
著者
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