段階的加点方式によるプログラミング授業の改善
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概要
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本論文では,授業の枠組みの維持を前提として,毎週の課題を期限内に提出させることを目的とした 「段階的加点方式」 を提案し,それを大学教育に適用した結果を示す.本方式は,課題提示から最終期限までを 3 つ以上の期間に分け,それぞれに傾斜的な加点を配賦し,目標を達成した時点に応じて加点をする外発的な動機づけを用いた方式である.担当するプログラミング授業に適用した結果,期限内提出率は 81.4% であり,前年 2007 年度に比べ 12.3% 有意に高い結果となった.授業評価は全体的に肯定的評価が高く,学習への受容的態度が確認された.更に授業評価から抽出された 3 因子は,「課題遂行による成長実感」,「学習仲間との交流増大」,「ポイント志向」 (累積寄与率 53.6%) であった.
- 2010-03-11
著者
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