QEMUを利用したV850シミュレータの開発と評価
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
自動車や航空機はいまや小型のコンピュータがネットワークで結合された大規模分散組込みシステムとなってきている.こうしたコンピュータシステム,特にソフトウェアの規模や複雑さが最近急速に増大している.このため,製品のハードウェアとソフトウェアを並行同時開発する必要があり,製品のハードウェアが存在してなくてもソフトウェアの開発を進めるための各種のシミュレータが利用され,それらを統合した仮想実行環境が必要となってきている.本研究ではその一部として,命令変換型のシミュレータである QEMU を利用して NEC 製マイクロプロセッサ V850 のシミュレータを開発した.本稿では,その実装と評価を述べる.
- 2009-07-17
著者
-
中本 幸一
兵庫県立大学大学院応用情報科学科
-
中本 幸一
兵庫県立大学大学院応用情報科学研究科
-
中本 幸一
組込みシステム研究分科会:兵庫県立大学大学院応用情報科学研究科
-
尾崎 辰典
兵庫県立大学大学院応用情報科学研究科|現在,富士通テン株式会社
-
藪内 健二
株式会社オクトパス
-
藪内 健二
(株)オクトパス
-
尾崎 辰典
兵庫県立大学大学院応用情報科学研究科:富士通テン(株)
-
中本 幸一
兵庫県立大学
関連論文
- 携帯端末におけるカスタマイズ可能なユーザインタフェースの構築と評価(組込システム,組込技術とネットワークに関するワークショップETNET2008)
- コンポーネントシステムを用いた組込みシステム向けアクセス制御機構(組込みシステム,システム開発論文)
- 組込みシステム向け複数メモリ領域間保護機能(組込みシステム,システム開発論文)
- 大規模分散組込みシステム向け仮想実行環境の開発--現状報告 (コンカレント工学)
- 組込みコンポーネントシステム向け保護機構の開発(組込システム,組込技術とネットワークに関するワークショップETNET2008)
- 分散システムにおけるロールベースアクセス制御の更新問題
- 組込システムにおけるソフトウェアトランザクションメモリの検討 (ディペンダブルコンピューティング)
- 組込システムにおけるソフトウェアトランザクションメモリの検討 (コンピュータシステム)
- 組込みコンポーネントシステム向け保護機構の開発(組込システム,組込技術とネットワークに関するワークショップETNET2008)
- 組込みコンポーネントシステム向け保護機構の開発(組込システム,組込技術とネットワークに関するワークショップETNET2008)