タンパク質機能間関係グラフの構築
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概要
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タンパク質は状況に応じ,異なるタンパク質と相互作用することで機能を発現させている.現在行われているタンパク質相互作用の網羅的観測から構築されるネットワークは複雑であり,どのような状況で相互作用が利用されているか理解することは容易ではない.本研究では相互作用ネットワークから,ネットワークモチーフ?頻出する部分ネットワーク構造?に着目する事で,タンパク質の機能間に潜む関係を発見し,タンパク質機能間関係を表すグラフを作成する.本手法を酵母の相互作用情報に適用した結果,プリン塩基とピリミジン塩基を有するタンパク質を,エネルギー生成を行う同一の機能として分類できた.また,細胞分裂周期を制御するタンパク質に,相互作用する機能が多いものと少ないものがあることが分かった.
- 2009-09-10
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