糖鎖認識部位発見のための部分構造制約付きクラスタリング
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
生命活動に大きな影響を及ぼす糖鎖は,微妙な構造の違いがタンパク質との結合親和性に大きく影響するため,結合に関わる構造を知ることが重要である.本研究では 377 種類の糖鎖構造について結合親和性を同時に計測できるグリカンアレイのデータを複数同時に解析し,複数の実験に共通して結合に関わる糖鎖部分構造の組み合わせを発見するため,糖鎖構造制約条件付きクラスタリングを開発した.本手法では結合部位である末端構造だけでなく,結合親和性を高める第二の認識部位も特定できるような解析を行い Galectin-1,Influenza B 型ウイルスが認識する既知の糖鎖構造が予測できることを確認した.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2009-09-10
著者
関連論文
- クラスタリングによる糖鎖認識パターン解析
- ライフサイエンス分野の統合データベース(第6回)ライフサイエンスにおけるデータベース構築のための人材育成
- 頻出パターン解析による重複遺伝子の同定手法
- 頻出パターン解析による重複遺伝子の同定手法
- 1R-8 脳機能画像の位置と形状を補正する方法の考察(画像検索・画像情報処理,学生セッション,データベースとメディア)
- 力学モデルと空間充填モデルの併用によるアイテム集合付きネットワークの可視化手法
- 表現型による遺伝子ネットワークの推定
- 5P-9 表現型を利用した遺伝子ネットワーク推定(進化的計算とバイオインフォマティクス,学生セッション,ソフトウェア科学・工学)
- タンパク質機能間関係グラフの構築
- 5N-4 距離木とk近傍グラフを用いた超高次元データの近傍検索(アルゴリズム,学生セッション,ソフトウェア科学・工学,情報処理学会創立50周年記念)
- 超高次元データのl近傍検索への試み
- 超高次元データのl近傍検索への試み
- GOMA : 遺伝子発現量の簡便機能解析Webアプリケーション
- 比較トランスクリプトーム向けマイクロアレイの設計
- 大域的なネットワークアラインメントを用いた遺伝子機能の比較
- 糖鎖認識部位発見のための部分構造制約付きクラスタリング
- 5ZJ-6 順位情報を用いた遺伝子発現情報のクラスタリング(バイオ情報学,学生セッション,コンピュータと人間社会)
- 3ZH-4 脳機能画像の解析用フレームワークの作成(医療分野への応用,学生セッション,コンピュータと人間社会)
- 事前知識を用いた遺伝子発現量の部分空間クラスタリング
- 異質倍数体の遺伝子発現量の定量化