音声UI設計とその評価 -普及促進に向けて,システム構築の立場から-

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概要

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音声認識技術は,統計的手法による認識方式など長年の研究の蓄積により,高い精度の認識方式が確立し,近年の MPU の高速化,メモリの低価格化により,組み込みシステムにおいても大語彙音声認識が実現できるようになった.特に,運転を阻害しないことに対する期待から,カーナビゲーションシステムでの実用化が進められている.しかし,開発者の期待に対して,現状,十分な普及が進んでいるとはいえない.これらの理由については,種々の優れた技術的な検討が行われているが,実際の製品開発について考えると,UI 構築の技術的方法論に加え,開発コスト,エンジニアの知識,さらには,開発・評価・改良のサイクルの形成などにも大きな問題がある.本稿では,これらの問題を整理し,解決のための一方法として,連続キーワード入力からのユーザ意図推定方式を提案する.有効性を論じ,開発環境としてのメリットと音声 UI 普及への貢献の可能性を示す.
2009-10-16

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