規則合成のための2モーラを単位とする音韻継続時間長規則 : 単位内時間構造の特徴
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概要
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テキスト音声変換に適用する音韻継続時間長制御方式について検討している。自然性が高く制御が容易である方法として, 筆者らは2拍を基本単位とする方法を提案し, 有効性を検討してきた。その結果, これまでに, 提案する単位が自然音声の特徴を説明するのに有効であることを示した。今回はこれまでの分析結果を用いて音韻継続時間長決定規則について検討を行い, 文節の位置とモーラ長により各文節の時間長を決定する方法について評価を行った。その結果, 話者によらない良好な推定精度が得られることを確認し, さらに予測される単位長に対する単位内モーラ長を分析した結果, 2モーラ単位を予測値に近いものとするよう前後のモーラでの補償作用が観察された。このことは, 提案手法の有効性を示すものである。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1998-01-22
著者
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