遠隔会議支援ロボットシステムの注意喚起能力評価
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概要
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筆者らは遠隔コミュニケーションで失われがちな,参加者の身体による情報表現を,物理的な実体で補完し,コミュニケーションを円滑にする可能性を持つ要素として,ロボット技術に注目して研究開発を行っている.開発中のロボットは撮像のためのパンチルトカメラと,移動のための台車を主な要素として構成されている.ロボット機能のコミュニケーションにおける効果を確認するため,ロボットと同様に空間内で物理的に動作する要素である,通常のパンチルトカメラを比較対象として,基礎的な評価実験を実施した.ロボット動作への反応時間や,反応と同時に実施する音声復唱課題の得点などを計測指標とする実験によって,ロボットの移動機能が,遠隔地間のコミュニケーションのきっかけとなる,参加者への注意喚起能力を向上させる可能性があることを確かめたので報告する.
- 2010-01-15
著者
-
鈴木 雄介
沖電気工業株式会社研究開発本部ヒューマンコミュニケーションラボラトリ
-
竹内 晃一
沖電気工業株式会社研究開発本部
-
福島 寛之
沖電気工業株式会社 研究開発本部 ヒューマンインタフェースラボラトリ
-
鈴木 雄介
沖電気工業株式会社研究開発センタ
-
深澤伸一
沖電気工業株式会社研究開発センタ
-
深澤 伸一
沖電気工業株式会社研究開発センタ
-
福島 寛之
沖電気工業株式会社研究開発センタ
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竹内 晃一
沖電気工業株式会社研究開発センタ
-
竹内 晃一
沖電気工業
-
福島 寛之
沖電気工業(株)研究開発センタ
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