通院する統合失調症患者の身体活動量とメタボリックシンドローム発症との関係
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概要
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目的は通院する統合失調症患者の身体活動量とメタボリックシンドローム( 以下、MS) 発症の関係を検討することであり、対象者はA 精神科病院に通院し、文書同意が得られた335 人であった。MS 発症については血液検査、身体測定により評価し、身体活動量については自記式調査票を用いて調査した。その結果、MS 発症率は、全体は22.1%(74 人)、男性は27.2%(52 人)、女性は15.3%(22 人) で、一般成人より極めて高かった。身体活動量の平均値は、男性24.93 エクササイズ、女性18.95 エクササイズで、男性は厚労省の基準に達していた。身体活動量とMS 発症との関係は、「買い物時の活動( 徒歩)」、「デイケア以外での運動量」、合計した「運動量」が、「該当群・予備群」に有意に高かった。本対象者は、MS 状態を改善することが喫緊の課題であるが、「該当群・予備群」には運動に対する意識が高い人がいることが考えられた。
- 2010-03-01
著者
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