マツカレハの長日条件下における成長殺虫剤の生物試験用昆虫の飼育に関する諸問題 第45報
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概要
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1. 温度25℃,関係湿度60%,常時照度130luxの螢光灯照明下で,クロマツをあたえてマツカレハの幼虫を飼育した. 2. これらは休眠に入らず,第1世代においては雌雄共に6,7回の,第2世代においては5,6回の脱皮をおこなって蛹化し,成長羽化した. 3. 全発育期間は,1年1回の発生個体にくらべていちぢるしく短縮し,第2世代におけるそれは84日から111日であった. 4. 幼虫の各令期間における頭幅の発育は,雌雄,脱皮回数個体ごとにことなり,1,2あるいは3次の方程式にあてはめることができた. 5.個体間の変異が大きく,成虫の大きさ,色彩,幼虫の頭幅,発育日数などにその一端をうかがうことができた.
- 日本鱗翅学会の論文
- 1968-10-31
著者
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