船舶が遭遇する荒天海象の発現頻度について : 順序統計量のシミュレーション技法の導入とその蓋然的推論
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
This paper discusses the frequency of occurrence of extreme waves that a ship encounters within a period of ship lifetime. The estimating algorithm for the frequency consists of two parts, namely, estimating tail's shape of the long-term wave occurrence probability distribution and computer simulation technique of order statistics which was proposed by P.R. Tadikamalla et al. The simple procedure for estimating tail's shape of the long-term distribution is to suppose a functional shape in consideration of the long-term wave statistics information. The method for generating order statistics is to generate a random sample of size n from the corresponding distribution with the supposed tail's shape using Monte Carlo simulation and then sort the sample to obtain the desired order statistics. And the Large Deviation technique adds to the algorithm for the purpose of evaluating allowable deviations of numerical simulation results. On the basis of the Plausible Reasoning, it is confirmed that the present algorithm is useful in predicting extreme waves that a ship encounters at sea.
- 社団法人日本船舶海洋工学会の論文
- 2003-03-20
著者
-
池田 亮
(株)名村造船所船舶海洋事業部基本設計部
-
池田 亮
(株)名村造船所
-
新開 明二
九州大学大学院工学研究科
-
慎 勝進
(株)大島造船所
-
慎 勝進
九州大学大学院工学府
-
松尾 宏平
(独)海上技術安全研究所
-
松尾 宏平
九州大学大学院工学府博士後期課程
関連論文
- 艤装工程管理者の教育用教材の開発--社団法人中小型造船工業会共同研究
- 2008W-G1-7 最大船体応答と長期予測に関する一考察(一般講演(G1))
- DOUBLE HULL TANKERの構造初期計画システムの構築
- 波浪中の船体に働く水平剪断力の設計値推定
- 2008W-G2-9 装飾古墳に描かれた舟の図像についての技術史的論考(一般講演(G2))
- 2008W-G1-14 洋上風力発電フリートネットワークシステムについて(一般講演(G1))
- 2008W-G1-9 高速艇性能データベースについての一考察(一般講演(G1))
- 2007W-G2-2 大洋の長期波浪発現確率の表現法に関する一考察(一般講演(G2))
- 2007W-G2-1 稀な海象の統計学的数値実験に関する考察(一般講演(G2))
- 2007W-G1-7 小型高速艇の艇体形状表示と船首部スプレーの解析(一般講演(G1))
- 2007S-G6-1 大洋で船舶が遭遇する異常波浪のシミュレーション推定(一般講演(G6))
- 2007S-G3-11 3次元CADを用いた小型高速艇の艇体表示に関する考察(一般講演(G3))
- 2006A-G3-2 小型高速艇における船首部Sprayの解析(一般講演(G3))
- 2006A-G7-2 衛星情報に基づく全球波浪統計データベースの利用指針(一般講演(G7))
- 2006A-G7-3 船舶が遭遇する異常波浪の統計学的裾野分布の推定(一般講演(G7))
- 2006W-G-13 太平洋、大西洋およびインド洋における長期波浪統計データベースについて
- 2006W-G-22 小型高速艇の船首部波崩壊現象の解析 : 自由境界を有する薄膜流解析による推定
- 2006W-G-20 設計公理に基づく船舶設計の数学的論理表現
- 2005A-G1-7 船首部波崩壊現象に関する研究 : ジェットによる船首部スプレーの近似(一般講演(G1))
- 2005A-G7-7 船舶設計への設計公理の適用に関する一考察(一般講演(G7))
- 2005A-G4-1 船舶が遭遇する異常波浪の統計学的シミュレーション技法について(一般講演(G4))
- 新学会における講演会・論文集・学会誌 : 講演会, 論文集, 会誌タスクフォースの検討経緯と報告(新学会への努力)
- 船舶の曲り外板製造を支援する新しい外板展開システムの開発(第19回設計工学・システム部門講演会)
- 衛星情報に基づく北太平洋長期波浪統計資料の構築について
- 衛星情報による波浪統計資料の信頼度に関する考察
- 地球観測衛星ERS-2の軌道に沿う波高観測調査と北太平洋長期波浪統計資料作成
- 船舶が遭遇する荒天海象の発現頻度について : 順序統計量のシミュレーション技法の導入とその蓋然的推論
- 人工衛星ERS-2による波高データの処理とその統計的特性について
- 人工衛星ERS-2による波高データの処理とその統計的特性について
- 人工衛星マイクロ波高度計による波高データの数値統計処理に関する考察
- 衛星ERSのレーダー波高計による海面の観測に関する研究 : 衛星波浪情報データベース作成の一試み
- 人工衛星リモートセンシングに基づく波浪情報データの利用について : 船体応答長期予測
- 船舶の自由曲面を作る
- 2006A-G7-18 曲率線を用いた新しい外板ランディング手法について(一般講演(G7))
- 2005A-G3-4 曲率線展開による新外板展開法とそのソフトウェア・パッケージ化について(一般講演(G3))
- シップリサイクルの国際動向と海外の船舶解撤ヤードの実地調査(若手研究者・技術者海外派遣報告)
- 海外の船舶解撤の実地調査について (特集 シップリサイクルの現状と環境対応)
- 大島造船DW54,000MT Open Hatch General Cargo Carrier"M.V.PROVIDANA"(新造船紹介)
- 日本沿海洋上風力発電フリートについての考察
- 洋上風力発電フリート開発のための風況調査
- 日本沿海における洋上風力発電サイトの基礎調査
- 船舶運航プロセスの確率モデル化についての考察
- 船舶運航プロセスの確率モデル化についての考察
- 小型高速艇の模型実験における船首部近傍の波崩壊現象について(続報)
- 小型高速艇の模型実験における船首部近傍の波崩壊現象について
- 内航タンカーの乾舷の検討について
- オープントップコンテナ船の乾舷の検討について
- (41)二重船殻中型tンカーのスロッシング特性の数値解析
- 構造初期計画における船体疲労強度評価法 : その2 VLOC横桁のモニター構造化
- 構造初期計画における船体疲労強度評価法(その2)VLOC横桁のモニター構造化
- 構造初期計画における船体構造疲労強度評価法 : その1 モニター構造による設計波の導出
- 構造初期計画における船体構造疲労強度評価法-その1-モニター構造による設計波の導出
- 数式表示船型を用いた外力の推定法 : その2 波浪中における曲げモーメント,剪断力
- 数式表示船型を用いた外力の推定法-その2-波浪中における曲げモーメント、剪断力
- 数学船型を用いた外力の推定法 : その1 静水中における曲げモーメント,剪断力
- DOUBLE HULL TANKERの構造初期計画システムの構築
- 数学船型を用いた外力の推定法-その1-静水中における曲げモーメント、剪断力
- 限定近海船の乾舷規定の新設定に対する一評価
- 荒海を航行する船のプロペラレーシング推定に関する研究
- ぎょう鉄技能研修用教材の開発
- 曲率線展開法によるぎょう鉄施工の理論的解釈とその実証実験
- 高精度船体運動計測システムの開発 : 九軸&方位センサーの利用とデータ収集システムの構築
- 振動減衰に関する予備実験と考察
- 初期計画における船体振動評価法の構築 : その2 主船体振動数の予測
- 学会発表論文 振動減衰に関する予備実験と考察
- 学会発表論文 初期計画における船体振動評価法の構築(その2)主船体振動数の予測
- 有害物質インベントリに関する調査研究
- 造船特殊技能研修用教材の作成 : 配管艤装の技能伝承(所外発表論文等概要)
- 造船特殊技能研修用映像教材
- 匠の技 ぎょう鉄のカイゼン 新外板展開法の現場適用
- シップリサイクルの3R化に向けた調査研究(所外発表論文等概要)
- 情報美学に基づく船の美の分析例と一考察
- 匠の技「ぎょう鉄」の問題を解決する研究(所外発表論文等概要)
- 1307 平板模型を用いた接水面の加熱による摩擦抵抗の低減実験(OS13-2 流れの抵抗低減,オーガナイズドセッション)
- 2109 船舶の曲り外板製造を支援する新しい外板展開システムの開発(C0-1 D&Sコンテスト,DC0 D&Sコンテスト口頭発表)
- 船舶バラスト水交換実施海域の海象調査に関する一考察
- 船舶産業の熟練した技能を有する作業者の減少に対応した新しい生産システムの実現に必要な基盤技術の開発のための研究 : 建造効率向上に資する技能伝承教材とシステムの開発