宗谷暖流の流れの特徴(シンポジウム:鉛直混合と物質輸送)
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概要
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北海道の西岸を北上した対馬暖流の大半は,宗谷海峡からオホーツク海に流入する.オホーツク海に入った対馬暖流は宗谷暖流と名を変えて,北海道の東岸に沿って南東流する.1970年以降宗谷暖流の流域である紋別沖,サルフツ沖および宗谷海峡において流速観測を続けてきた.この結果,宗谷暖流の主な駆動力は日本海側とオホーツク海側の水位差であること,北海道・オホーツク海沿海での平均流速は日本海側(稚内)とオホーツク海側(網走)の水位差に比例すること,宗谷海峡内の海潮流は水位差の平方根に比例することが明らかとなった.また,北海道・オホーツク海沿岸の宗谷暖流には両海の水位差と独立な流れの成分かあることが見い出された.これは,オホーツク海の反時計回り循環流ではないかと推察される.
- 日本海洋学会の論文
- 1993-08-31
著者
-
青田 昌秋
北海道大学低温科学研究所
-
松山 優治
東京水産大学海洋環境学科海洋物理学研究室
-
松山 優治
海洋大
-
石川 正雄
北海道大学
-
松山 優治
東京海洋大学
-
池田 光雄
北海道大学低温科学研究所
-
青田 昌秋
Institute Of Low Temperature Science Hokkaido University
-
山田 俊郎
西村組
-
鶴林 隆久
三菱扶桑
-
青田 昌秋
北海道大学 低温科学研究所
-
松山 優治
東京水産大学
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