経営シミュレーションにおける集団過程の時系列的考察 : チーム・マネジメントにおけるグループ・ダイナミックス研究(2)
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概要
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本研究では,経営シミュレーション演習のなかで各チームの構成メンバーが行う集団意思決定時のチームワークに着目し,チームワーク評価因子間の関連性を集団過程としてとらえ,時系列的に考察している.それらの集団過程を開始時点,中間時点,終了時点の3時点でアンケート調査による階層構造として解析し,それらの認識過程と差異を確認することを研究目的としている.結論としては,以下の仮説が採択された.仮説1:「チームワークに対する認識の平均値は,終了時点の方が開始時点よりも高い(平均値の比較).」仮説2:「チームワークに対する認識の緊密性は時系列的に変化し,終了時点の方が開始時点より強い(主成分分析の因子負荷量による比較).」仮説3:「チームワークに対する認識の階層構造は時系列的に変化し,終了時点の方が開始時点より明確な階層構造となる(クラスター分析のデンドログラムによる比較).」
- 社団法人日本経営工学会の論文
- 2006-06-15
著者
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