非線形積和型公開鍵暗号の構成(情報セキュリティ,ライフログ活用技術,ライフインテリジェンス,オフィス情報システム,一般)
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概要
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新しい公開鍵暗号、K(V)PKC、を提案する。K(V)PKCにおいてはF_<2^m>で多項式で表現された積和型の暗号文に同様に多項式表現された他のメッセージのべき乗を加算することによって安全性を著しく高めている。K(V)PKCは、LLL攻撃、グレブナー基底計算に基づく攻撃(GB攻撃)等、さまざまな攻撃法に対し、耐性を有すると考えられる。特にK(V)PKCにおいては暗号文が本質的に多次多変数暗号の構造を有するにも拘らず公開鍵サイズを小さくしたまま変数の数を十分大にすることができるという著しい特徴を有する。この特長によってGB攻撃に対し、十分大きな耐性を有すると考えられる。さらにK(V)PKCの特別なクラスであるK^*(V)PKCにおいては公開鍵から秘密鍵を求めることは情報理論的矛盾であることを示す。K^*(V)PKCに対する最も確からしい攻撃としての平文に対するGB攻撃についても公開鍵サイズを比較的小さくしたままメッセージ変数を大にすることが可能であり、十分な耐性を有すると結論される。
- 2009-11-05
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