パソコングラフィックスの応用 : 長さの模擬測定による誤差分布の測定
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概要
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パソコンのCRT画面に表示した線分の長さを模擬測定し,その誤差をリアルタイム集計することによって,偶然誤差の統計的諸法則を検証する実験を作った.パソコンの豊富なグラフィック表示機能により,表示画面を色々変えることで,様々な測定条件をソフトウェアで設定でき,また,リアルタイム処理により,比較的短時間で統計操作が可能な程度の多量のデータを得ることができた.そして,そのデータの集計結果等を即座にグラフ化し,表示するようにした.そのため,2時間程度の実験時間内に,測定のやりなおしや,結果に対する一応の検討も加えることができ,ともすれば単純なくりかえしによるデータ取りのみで時間切れになっていた実験が,内容深いものになった.
- 日本物理教育学会の論文
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