ロジェーの跳躍子の設計
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概要
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児童や生徒を「電気嫌い」にしないために,「ロジェーの跳躍子」を子どもに作らせて遊ばせることを考えついた.「跳躍子」のふるまいは,子どもにとってまことに興味深い電気現象であるが,乾電池1〜2個程度の電源でらせんを躍動させることはたやすくない.また,電流の断続に水銀を使わないなど,小・中学校の教室の条件にもかなう若千の工夫も必要である,そこで,線材,らせんの巻数などについて設計を行なうことによって,子どもでも容易に作って遊べる「跳躍子」を考案した.この教具によって,子どもの電磁気現象の認識が豊かに育つことを願っていることはもちろんであるが,「跳躍子」の設計・製作の過程は,高校生や大学生にとっても内容豊富な物理教材となりうると考えたので,あえて報告する次第である.
- 日本物理教育学会の論文
- 1982-11-30
著者
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