小学生から大学生までの水平性概念の発達と形成
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概要
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児童の自然認識が段階的に発達することを,教育専攻の学生に伝えようとして,水平認識に関するピアジェタイプの簡単な問題を課したところ,思いもよらぬ結果を得た.水平概念が十分発達しているはずの学生の認識レベルに,極めて大きな多様性を見出したのである.そこで,この水平概念を指標として,児童・生徒・学生といったすべての年令の現代青少年を対象とした,横断的な自然認識の発達と形成に関する調査を行なうことは,目下の教育状況において,緊急の課題ではないかと考えた,小学校1年生から大学4年生までの各年令毎総計4000名以上を対象とした調査を行って,自然認識の発達に関する常識は誤っているのではないかという思いがする.この調査報告が物理教育関係者の関心をひくことを望んでいる.
- 日本物理教育学会の論文
- 1989-02-25
著者
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