静脈麻酔下で髄腔内注入を受ける小児がんの子どもの認知に影響を及ぼす医療者の関わり : 処置前・中・後を通して行った介入から
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概要
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本研究の目的は、静脈麻酔下で髄腔内注入を受ける小児がんの子どもの認知に変化をもたらした医療者の関わりを明らかにすることである。小児がんで小児病棟に入院しており髄腔内注入が予定されている3〜11歳までの子ども4名に対して処置前・中・後を通して介入を行い、得られたデータを質的に分析した。分析の結果、子どもの認知に影響を及ぼす医療者の関わりは、【プレパレーションの時期】【子どもの興味や関心を引くプレパレーション】【プレパレーション・ツールの選択】【説明内容】【子どものタイミングに合わせる】【子どもの交渉に応える】【子ども自身が見出した対処法を支持する】【保護者が付き添う】【子どもが体験したことを振り返ることができる機会をもつ】【子どもの望む世界をつくる】であった。
- 日本小児看護学会の論文
- 2007-03-20
著者
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橋本 ゆかり
三重大学医学部看護学科
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杉本 陽子
三重大学医学部看護学科
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杉本 陽子
三重大学 医学部看護学科
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杉本 陽子
三重大学医学部看護学科母子看護学教室
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杉本 陽子
三重大学 看護
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杉本 陽子
三重大学
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杉本 陽子
三重大学医療技術短期大学部
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