白地図上の山岳領域に対する水彩画風着色表現(感性情報処理とマルチメディア技術および一般)
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概要
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著者らは,白地図に対して水彩画風の着色を行うことで都市計画や土木工事の完成予想図などのイメージを自動作成する手法を検討している.本報告では,過去の手法で実現されていなかった山岳領域に対する水彩画風着色処理を提案する.本手法は色彩テクスチャのWarpingとマッピング,立体感を表現する処理,水彩画風の特徴を表現する処理の三つの処理から構成される.Warpingとマッピング処理は,予め用意した山肌を表現するテクスチャや画像を山岳領域の形状に合わせて変形させる.しかし,この処理だけでは山らしさを表現することはできず水彩画風着色処理とも言えない,そこで,対象となる山岳領域に対し陰影を生成し立体感を表現した.また,実際の水彩画では対象を均一に着色するのではなく色むらのある筆使いで着色することによって独特の風合いを醸し出しており,これを表現する手法として,領域の境界部分の削り込みや距離変換とアルファブレンディングを利用した.これらにより,短時間で目的とする画像が作成できるアルゴリズムが構築できた.
- 2008-05-26
著者
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吉田 俊之
福井大学工学部情報・メディア工学科
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伊藤 敦史
福井大学工学部情報・メディア工学科
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吉田 俊之
福井大学工学部情報メディア工学科
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吉田 俊之
福井大学 大学院 工学研究科
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猪島 靖公
福井大学工学部情報メディア工学科
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吉田 俊之
東京工業大学大学院理工学研究科
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猪島 靖公
福井大学大学院 工学研究科 情報・メディア工学専攻
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吉田 俊之
福井大学工学部
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