SmartMobile : アプリケーションの部分的なオンデマンドローディングを支援するフレームワーク(<特集>ブロードバンドユビキタスネットワーク時代におけるインターネットアーキテクチャ論文)
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概要
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近年アプリケーションの多様化に伴い,我々はコンピュータを使用して日常的な活動を効率的に行うことが多くなった.また,無線LANなどのインフラも整備され,容易にネットワークを利用できるようになった.しかし,多くのアプリケーションはデータの送受信などでネットワークを使用することはあるものの,それ自身のインストールと実行をネットワークを介してシームレスに行うことを前提としていない.したがって,ユーザは前もって使用するアプリケーションをインストールしておく必要がある.また,近年のアプリケーションは多機能化し,ユーザが実際に利用するのはその中の一部であることも少なくない.それにもかかわらず,通常アプリケーションはすべての機能を含んだ実行プログラムであり,必要な機能だけを選択してインストールすることができない.そこで本論文では,アプリケーションの導入コスト軽減とリソースの有効活用を実現するフレームワークとしてSmartMobileの設計と実装を行う.そして,それを用いたアプリケーションを構築してネットワークを介したシームレスなインストールと実行の動作を確認するとともに,効率良くリソースを使用できることを示す.SmartMobileは,リソース制約のある環境で実行するアプリケーションや,モジュール単位でのソフトウェアアップデートに応用可能である.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2006-10-01
著者
-
福田 浩章
慶應義塾大学大学院理工学研究科
-
山本 喜一
慶應義塾大学大学院理工学研究科
-
山本 喜一
慶應義塾大学理工学研究科 開放環境科学専攻
-
山本 喜一
慶應義塾インフォメーションテクノロジーセンター
-
山本 喜一
慶應義塾大学
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