カキ色素ココアブラウンPPのラットを用いた混餌投与による90日間反復投与毒性試験
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概要
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カキ色素の0(粉末基礎飼料)、1.25、2.5及び5.0%の混合飼料を6週齢のSprague-Dawley系SPFラット[Crj : CD (SD)、1群雌雄各10匹]に90日間自由に摂取させ、その反復投与による毒性を検討した。なお、投与期間中の被験物質平均摂取量は、1.25、2.5及び5.0%投与群の雄でそれぞれ784.1、1570.4及び3152.0mg/kg/日、雌でそれぞれ893.5、1849.4及び3734.5mg/kg/日であった。被験物質は着色用食品添加物のため、着色便が観察された。しかし投与期間を通じて死亡はみられず、また、一般状態、体重、摂餌量、食餌効率、眼科学検査、尿検査、血液学検査、血液化学検査及び病理学検査においても被験物質投与に起因する変化は認められなかった。したがって、本試験におけるカキ色素の無毒性量(NOAEL)は、雌雄ともに混餌投与における最大濃度の5.0%(雄:3152.0mg/kg/日、雌:3734.5mg/kg/日)と推定された。
- 日本食品化学学会の論文
- 2004-04-27
著者
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枝元 洋
株式会社ボゾリサーチセンター 御殿場研究所
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畠山 和久
株式会社ボゾリサーチセンター 御殿場研究所
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長谷川 直樹
ヤヱガキ醗酵技研株式会社
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畠山 和久
ボゾリサーチセンター, 埼玉医大・生化学
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畠山 和久
株式会社ボゾリサーチセンター
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石神 誠
株式会社ボゾリサーチセンター
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勝亦 倶慶
株式会社ボゾリサーチセンター 函南研究所
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池谷 政道
株式会社ボゾリサーチセンター
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津田 敏治
株式会社ボゾリサーチセンター
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勝亦 倶慶
株式会社ボゾリサーチセンター
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