動詞句外there構文の統語構造
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本稿は英語のthere構文の1つで、動詞にPPと意味上の主語がこの順序で後続する動詞句外there構文(outside verbal there-construction)を取り上げその統語構造を検討する。具体的には、この構文は場所句倒置構文と類似の特徴を持つことを考慮に入れ、この構文の派生には動詞のTへの移動とPPの[Spec, vP]への移動が関与することを提案する。そして、場所句倒置構文と動詞句外there構文をPPの移動先の観点から比較・検討し、前者は「vP外場所句倒置構文」、後者は「vP内場所句倒置構文」であることを示す。
- 神田外語大学の論文
著者
関連論文
- 『英語ノート(試作版)』の語彙の特徴 : 品詞と意味の観点から
- 「-方」表現の形成について
- 日本語のyes/no疑問文の答えの派生と項の削除
- 『英語ノート』における品詞割合と動詞の種類
- 2007年度KUIS-CLS コロキアム・ワークショップ報告
- 英語の接尾辞-ableについて : 語彙意味論と統語論の関係を探る
- -able形容詞の項構造について
- 動詞句外there構文の統語構造
- The Structure and Derivation of an Answer to a Yes / No Question in English and Japanese
- 児童用英語教材に見られる構文について