大学生の「ケータイ・コミュニケーション」にみられる男女差(教育工学・コミュニケーション)
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概要
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本研究の目的は,ケータイ,コミュニケーションの逆機能的側面(受動的対人関係,束縛,情報不安,逃避,言語表現力の低下,煩わしさ)において男女差が見られるのかを,探索的に実態を明らかにすることである.この研究課題の検証のため,2004年1月と2月に質問紙調査を実施した.対象は,茨城県内の大学生517名であり,回答に不備がある者を除く,501名が分析対象となった.男女比較をするために,データをt検定によって分析した.その結果,ケータイ・コミュニケーションにおいて,女子学生は,男子学生よりも,「束縛」と「逃避」強く感じていることが明らかになった.今後は,こうした男女差をもたらす要因を探っていくことが必要であろう.
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