生物学的指標によるマススクリーニング発見神経芽腫の腫瘍進展リスクの評価
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概要
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本邦の乳児神経芽腫マススクリーニングは1984年より2000年までの17年間に1645万人の受検者から2229名の神経芽腫を診断し,無病生存率98%と極めて良好な治療成績を残してきた.しかし,本邦での乳児神経芽腫マススクリーニング事業の広域調査の結論の出ないまま欧米の二論文を契機に2003年8月に「神経芽腫マススクリーニング事業休止」が発表された.著者らは神経芽腫性状の多様性に関連する生物学的指標によりマススクリーニング発見神経芽腫208例について検討し,その内半数が進展リスクを有し,さらに進展リスクの高い腫瘍が全体の23%存在すると結論した.これら進展高リスク腫瘍の存在と良好な治療成績はマススクリーニングによる早期治療介入の効果と考えている.
- 日本小児がん学会の論文
- 2004-05-30
著者
-
家原 知子
京都府立医科大学附属病院小児科
-
杉本 徹
京都府立医科大学附属病院小児科
-
細井 創
京都府立医科大学附属病院小児科
-
田中 丈夫
国立病院呉医療センター
-
家原 知子
厚生労働科学研究
-
澤田 淳
厚生労働科学研究
-
家原 知子
乳児神経芽腫治療共同研究
-
細井 創
乳児神経芽腫治療共同研究
-
杉本 徹
乳児神経芽腫治療共同研究
-
田中 丈夫
乳児神経芽腫委員会
-
澤田 淳
乳児神経芽腫委員会
-
水田 祥代
乳児神経芽腫治療共同研究
-
細井 創
京都大学医学部附属病院 外来化学療法部
-
沢田 淳
乳児神経芽腫治療共同研究
-
沢田 淳
京都府立医科大学
-
家原 知子
乳児神経芽腫事務局:京都府立医科大学小児科学教室
-
澤田 淳
()
-
澤田 淳
京都府立医科大学小児科
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