関東地方西部の山地におけるルイヨウマダラテントウの寄主植物としてのオオバアサガラ
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
埼玉県秩父,東京都奥多摩およびこれらに隣接する群馬県と山梨県の山地でルイヨウマダラテントウHenosepilachna yasuyomiiの分布と寄主植物を調査し,エゴノキ科の高木のオオバアサガラPterostyrax hispidaを寄主とする集団が多数見つかった.ハシリドコロScopolia japonicaも同時に利用していることが多かったが,相対的にオオバアサガラに対する依存度が高いと判断された.東京都日の出町の畑で採集した害虫型のルイヨウマダラテントウとされる「東京西郊型エピラクナ」はオオバアサガラを与えても全く摂食しなかった.
- 2004-09-25
著者
-
松本 和馬
森林総合研究所森林昆虫研究領域
-
片倉 晴雄
北海道大学大学院理学研究院自然史科学部門
-
藤山 直之
北海道教育大学
-
藤山 直之
北大理
-
小林 憲生
北海道大学総合博物館
-
太田 有理
北海道大学大学院理学研究科生物科学専攻系統進化学講座
-
片倉 晴雄
北大院・理・生物科学
-
藤山 直之
北教大・函館・理科
-
片倉 晴雄
北海道大・理・系統進化
-
片倉 晴雄
北海道大学・大学院理学研究科・生物科学専攻
-
松本 和馬
森林総合研究所東北支所
関連論文
- 伝統的施業により維持されている薪炭林におけるチョウ類群集の構造と種多様性
- 反射出血を利用した昆虫類のDNA解析
- B322 北海道渡島半島におけるアザミ食テントウ類と食草の分布(分類学・形態学・進化学)
- 関東地方西部の山地におけるルイヨウマダラテントウの寄主植物としてのオオバアサガラ
- I203 インドネシア産ニジュウヤホシテントウの新しい寄主利用の遺伝的背景(生態学)
- E302 ヤマトアザミテントウの寄主範囲に影響する生理的、行動的形質について(寄主選択・耐虫性)
- E101 異なる環境条件下における生活史形質の遺伝分散と共分散について(動物行動学・行動生態学)
- D3-1 エゾアザミテントウが利用する二種の植物上での幼虫の生活史形質の基礎的な遺伝解析(リアクションノーム・遺伝子型環境相互作用(D-3 続・道具としての量的遺伝学))(小集会)
- オオヨモギハムシ種群の交雑帯(シンポジウム報告)
- F203 オオヨモギハムシ種群Chrysolina angusticollis complexの食性(生理活性物質 寄主植物 選好性 耐虫性)
- B323 オオヨモギハムシ種群Chrysolina angusticollis-complexの形態変異と色彩変異の対応関係(分類学・形態学・進化学)
- B111 オオヨモギハムシ種群Chrysolina angusticollis complexの分布と地理変異(地理的変異)
- 昆虫の親子推定におけるAFLPの有用性
- 伝統的施業により維持されている薪炭林におけるチョウ類群集の構造と種多様性
- I312 食植性テントウムシの産卵場所選択に系統的制約は関与しているか?(一般講演)
- 食葉性テントウムシの食草選択--成虫の選好性と幼虫の成育との関係
- エゾアザミテントウの食草利用--なぜ2種の植物を利用するのか?
- エゾアザミテントウ(Epilachna pustulosa)における雌の寄主植物選好性と幼虫の成育との関係
- H114 エゾアザミテントウのアザミ株選択(生態学)
- F205 マルバヒレアザミに対する、アザミ食テントウの適合性 : (2)ヤマトアザミテントウ(生理活性物質 寄主植物 選好性 耐虫性)
- F204 マルバヒレアザミに対する、アザミ食テントウの適合性 : (1)エゾアザミテントウ(生理活性物質 寄主植物 選好性 耐虫性)
- K101 2種の食草が隣接している地域におけるエゾアザミテントウの食草利用(寄主植物・選好性・耐虫性)
- D402 エゾアザミテントウの生息地における2種類の食草の被選好性と品質のばらつき(生態学・植食性昆虫・地理変異)
- 渡島半島におけるアザミ属植物(キク科)の分布と季節消長
- OR-11 インドネシア産ハエダニ類(ダニ目:トゲダニ亜目)の分類および生物地理(口頭発表,日本動物分類学会第40回大会講演抄録)
- 11 インドネシア・カリマンタン島のハエダニ類(ダニ目 : トゲダニ亜目 : ハエダニ科)(日本動物分類学会第39会大会講演抄録)
- インゲンテントウ--子ども用図鑑から見つかった侵入昆虫
- ニジュウヤホシテントウの熱帯、亜熱帯、温帯個体群の休眠と温度抵抗性
- 北海道石狩海岸におけるシデムシ相とその時・空間的分布に関する予備的研究
- 大沼で発見されたルイヨウボタンを食草とするオオニジュウヤホシテントウ群の一型について
- 北海道の EPILACHNA 属テントウ 2 種の分布と型についての新知見
- 20.トンレサップ湖の淡水産軟体動物(日本貝類学会平成17年度大会(西宮)研究発表要旨)
- 8. オホーツク海南部海域におけるカラフトマイマイの地理変異(日本動物分類学会第37会大会講演抄録)
- 22. 飼育下におけるヒメマイマイの成長曲線モデル(平成 12 年度大会(山口)研究発表要旨)
- アポイ岳および周辺地域の陸産貝類相
- 早春に観察されたヒメマイマイの交尾
- ガイアリスト21計画と生物多様性研究
- アジア産食植性テントウムシ(甲虫目、テントウムシ科、マダラテントウ亜科)産卵パターン
- スマトラおよびジャワのマダラテントウ類
- スマトラの自然と虫と(17)熱帯のマダラテントウ類の生態
- 7. インドネシアのマダラテントウ : 分類群別に見た食草と産卵様式(日本動物分類学会第35回大会)
- マメ科雑草を加害するニジュウヤホシテントウ : 同所性品種分化の可能性について
- EW3-2 エピラクナにおける寄主植物選好性の進化 : 現状と課題(エピラクナ懇談会)
- つくば市のクロミドリシジミ
- 5. カンボジアTonle sap湖から採集されたヒル類について(日本動物分類学会第37会大会講演抄録)
- 食草選択の違いがもたらした昆虫の種分化 : ヤマトアザミテントウとルイヨウマダラテントウのDNA分析からわかること
- DNA分析がきっかけとなったニジュウヤホシテントウ隠蔽種2種の発見
- H203 ミトコンドリアDNAを用いた"Henosepilachna" groupの系統関係の解析(分類学)
- POS-04 琵琶湖水系から採集されたAncyrobdella属のヒルについて(ポスター発表,日本動物分類学会第40回大会講演抄録)
- インドネシアのマダラテントウ
- 日本動物分類学会第37会大会報告
- A208 死体をめぐるモンシデムシ類の競争(生態学)
- H17 札幌市周辺における食糞性コガネムシ類の比較生態学的研究(II)(個体群・群集)
- ガイアリスト21 : 最近の動向
- 『テントウムシの自然史』, 佐々治寛之著, 1998年, A5判, 251ページ, 東京大学出版会
- 「ガイアリスト21」プロジェクトと分類学の発展
- ガイアリスト21の全貌(日本動物学会第67回大会における日本動物分類学会シンポジウム)
- シンポジウム「アゲハチョウ科の生態と進化」に参加して(第5回国際生態学会議)
- インドネシア共和国西ジャワ州ボゴールにおける食葉性テントウムシ3種の生存-繁殖スケジュール
- オオニジュウヤホシテントウ群と「種の問題」 (植食性テントウムシの生物学)
- Z42 オオニジュウヤホシテントウとエゾアザミテントウの生殖隔離(ワーク・ショップ)
- B101 森林総合研究所多摩森林科学園のチョウ類群集と環境評価(一般講演)
- 関東地方南部のギフチョウ
- 皆伐萌芽更新による薪炭林施業がもたらすオサムシ科甲虫(Coleoptera : Carabidae)の種多様性
- 森林総合研究所赤沼実験林のチョウ類相
- 精包数に基づくヨツメトビケラ雌の交尾回数の推定