SSCがディジタルテレビジョン放送に与える影響についての基礎的検討(線路/一般)
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概要
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最近多くのPCには,規制レベルを満足させるために,クロックのスペクトルを拡散させるSSC(Spread Spectrum Clocking)方式が使用されている。SSCはクロックスペクトルを拡散させていることから、受信帯域が,拡散されるスペクトルより広いディジタルテレビジョン(TV)放送ではSSCの使用により影響が軽減されない可能性がある。本報告では,SSC信号の代わりにFM信号をアナログTV信号とディジタルTV信号に印加を行い,受信画像が受ける影響を主観評価により比較することによって,ディジタルTVがSSCから受ける影響を評価している.現在,アナログTVとディジタルTVは同じ番組を放送している。そのことを利用して,評価には実際の放送信号を使用し,そのレベルは妨害波測定に使用されている準尖頭値で評価を行った.検討の結果,今回の評価条件では,ディジタルTV,アナログTVとも受信信号レベルの影響は小さいこと,ディジタルTVの方が妨害波の印加周波数の影響が若干ではあるが大きいこと,SSC信号を印加した時の影響はディジタルTVの方が大きいこと,ディジタルTVの場合,妨害波のスペクトル幅が広くなると影響を大きく受ける傾向があることがわかった.また,MOS 3のレベルで比較を行うと,SSC信号の場合において,ディジタルTVのDU比はアナログTVより20dB程小さいことがわかった。
- 2009-01-16
著者
-
桑原 伸夫
九州工業大学
-
桑原 伸夫
九州工業大学大学院工学研究科
-
岩尾 恵仁斉
九州工業大学大学院工学研究科
-
桑原 伸夫
九州工大 大学院工学府
-
桑原 伸夫
九州工業大学大学院工学府電気電子工学専攻
-
桑原 伸夫
九州工業大学工学部電気工学科
-
桑原 伸夫
九州工業大学大学院工学府
-
桑原 伸夫
九州工業大学大学院工学研究院
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