「上級2 書き方・プレゼンテーション」コース報告
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概要
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本稿は「上級2 書き方・プレゼンテーション」コースの報告である。前半では、学生のメタ認知の育成を念頭に置いたクラス活動の実際を「メールを書く」という授業をもとに紹介し、期末試験の解答から学生達が「メールの書き方」についてどのようなメタ認知を持つようになったのかを指摘する。後半では学生達の調査・発表プロジェクトへの取り組みを、公開発表会までのプロセスを振り返りつつ概括し、発表の仕方について学生達がどのようなメタ認知を持ったかを紹介する。最後に、この実践が教師の役割や評価のあり方について何を示唆しうるか、また、このような実践をする場合の今後の課題について、学生の動機づけという側面を中心に言及する。
- 国際基督教大学の論文
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