二次共振系の高速・高精度数値計算法とピアノ音の実時間生成(音響信号処理)
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概要
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離散的な計算手法で処理可能な周波数は,サンプリング定理によりサンプリング周波数の半分までである.したがって,高速計算の不可欠な条件はこの限界周波数まで有効な手法を用いることである.楽器の物理モデルは通常偏微分方程式で表わされる.しかし,それを直接,差分法で離散化しても限界周波数まで有効にする計算手法を見つけることは不可能である.自然界の振動は,固有振動から構成されており,それは二次共振系に帰着できる.この固有振動に着目した計算法は,モード解析法と呼ばれている.この手法により限界周波数まで有効化できる.本稿では,その計算法と,ピアノ音生成への適用について述べる.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2008-12-12
著者
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