くらつぷ氏法ニヨル下顎部皮膚移植ノ一例
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本報告ハ年齡18才ノ處女ニ於ケルくちつぷ氏法ニヨル下顎部皮膚移植ノ一例ナリ.本手術々式ハ大體くらつぷ氏或ハふえつくらー氏ノ提唱セル方式ニ從ヘリ.唯異レル點ハ氏等ハ被移植皮膚瓣ヲ胸部ヨリ局部ニ運搬スル手段トシテ上膊ヲ利用セルモ,余ハ前膊ヲ使用セセシニ在リ.Dr.A.W.Meyerノ意見竝ニ余ノ本手術ヨリ得タル知見ニ徴シ,本手術ノ前半後半ヲ通ジ之ヲ完成スル迄ニハ通常4週間乃至6週間ヲ要ス可ク,是ヲ一氣ニ施行スル時ハ肩脾關節ノ多少ノ強直ヲ招來スルヲ免レザル可シ.該強直ヲ豫防スル意味ニ於テ余ハ本手術ノ前半ヨリ後半ニ移ル際ニ約1週間乃至2週間ノ期間ヲ設ケ,使役上肢ヲ自由ニ運動セシムルヲ宜シト認ム.
- 京都府立医科大学の論文
著者
関連論文
- あにりん色素ノ毒物學的並ニ外科臨床的考察 第1回報告
- 過血糖ガ創傷治癒機轉ニ及ボス影響ニ關スル實驗的研究
- 余ノれーん氏骨接合術變法ニ就テ
- 二三あにりん色素中毒時ニ於ケル神經終末ノ變化
- 急性化膿性腹膜炎手術後ノ制腐的處置ニ就テ
- 二三あにりん色素中毒時ニ於ケル神經終末ノ變化(本學第124回學術集談會)
- 余等ノ腸管内部局所刺戟ニ因スル腸管運動變化ノ一新檢索法ニ就テ
- 腸管運動ニ及ボス有機色素ノ影響研究補遺
- 腸管麻痺ノ處置
- 化濃性耳下腺炎ノ成立機轉ニ關スル實驗的研究(本學第135回學術集談會)
- 數種あにりん色素ノ藥物學的作用ノ原因的研究
- 腸管麻痺ニ對スル色素ノ治療的應用ニ就テ
- 骨縫合器材適不適ノ決定ニ就テ(本學第121回學術集談會)
- あにりん色素ノ毒物學的並ニ外科臨床的考察(學位論文審査要旨)
- 制腐ノ組合セニ關スル予等ノ見解(本學第115回學術集談會)
- くらつぷ氏法ニヨル下顎部皮膚移植ノ一例
- Indigokarminノ尿着色腎機能肪胱鏡檢査法ニ於ル静脈内注射ハ危險ニ非ズ
- 二三あにりん色素ニヨル局所的竝ニ全身的防腐處置ニ就テ
- あにりん色素ノ毒物學的並ニ外科臨床的考察 : 第5回報告 臨床的應用例
- あにりん色素ノ毒物學的竝ニ外科臨床的考察 : 第4回報告 數種あにりん色素ノ靜脈内注入ガ心臓機能並ニ呼吸運動ニ及ボス影響ニ就テ
- 骨縫合器材ニ關スル知見補遺